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先日、ご注文いただきました、『三宝(三方)木曾桧 8寸』132台(上図)と、

『三宝(三方)木曾桧 一尺』18台 計150台の出荷前のチェックの様子です。

 

一度に、これ程たくさんの量も珍しいので、思わず写真を撮っておきました。

 

天面が約24cm角、高さも20cm程ありますので、6段に積んで、約120cm程あります。

 

出荷に際し、これにあわせた土器類も、当然、大ぶりなサイズとなるので、50個口ほどになり、

梱包に大変苦労しましたが、無事、事故もなく、お届けすることが出来ました。

 

 

不思議と、似たようなご依頼はつづくもので、今年は「三宝」のご依頼がつづいております。

 

 

白木(地のまま)の三宝は、経年するにつれ、茶色になっていきます。

あまりに、古いものはこの際に、お供えを上げるにふさわしくご新調なされてはいかがでしょうか?

 

三宝三方)各種  >> https://www.isemiya.com/products/list.php?category_id=78

 

三宝(三方)各サイズにおきまして、年末が近づくにつれ、在庫状況が大幅に変化いたします。

出来れば、お早めにご用命いただくことをオススメいたします。

 

 

 

また、近況としまして、初の公表となりますが、『伝統と革新』を意識しながら

新たなご提案を水面下にて進めております。

 

そうした意識をもちながら、色々な案件を進めている最中ですが、

これまた、不思議なことに、そうしたお仕事が突然、舞い込んでまいりました。

 

某有名デザイン事務所様からご依頼いただきました別注品となりますが、

進むべき方向性と合致し、大変興味深く仕事を進めております。

現在、日程を調整しながら、順次試作に掛かっていくところです。

 

受託生産品ですので、当店で販売することは恐らくないとは思いますが、

どちらかで、お目にかかることがあればと、楽しみにしております。

 

 

 

 

 

カテゴリ:
神具
タグ:神具 , 三方 , 三宝 , 別注
重複のメールを受信されたお客様へ 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   ■ 重複配信のお詫び ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

平素より伊勢宮をご利用いただき、誠にありがとうございます。

この度、2014年9月10日19:00から約5分間の間に、サーバー不具合により、
同一のメールを複数回配信したことが判明いたしました。

恐らく、メールマガジンの配信時間と、バックヤードでの操作、又、ご注文が一時的に集中したことなどによる、
複合的な原因のサーバーエラーと考えております。

重複のメールを受信された皆様方には、不愉快な思いをさせてしまい、大変ご迷惑をおかけしたこと深くお詫び申し上げます。

また、本配信エラーをご指摘いただいたお客様方には、
この場をお借りしまして感謝申し上げますとともに、大変お手数をお掛け致しましたこと重ねてお詫び申し上げます。

 
今後のシステムの改善と、再発防止に努めて参ります。
誠に申し訳ございませんでした。

以上

株式会社伊勢宮 代表取締役 奥野剛啓


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□ 配信停止の方法
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 配信中止は こちらのページにてお手続きください。
 https://www.isemiya.com/mypage/login.php

───────────────────────────────────
 ・ お知らせの内容は予告なしに変更される場合があります。
 ・ お問い合わせについては、info@isemiya.comへご連絡ください。
───────────────────────────────────

 発行:伊勢の神棚・神具専門店 伊勢宮  (https://www.isemiya.com/)
 住所:三重県伊勢市河崎二丁目22番27号
 電話:0596-63-8805 FAX:0596-63-8850

 運営:株式会社 伊勢宮
カテゴリ:
お知らせ
タグ:

 

本日は中秋の名月・十五夜でしたね。

明日は、月と地球の距離が近づき大きく見える、今年最後の「スーパームーン」です。

夜は空気も澄んで、月が綺麗な季節になってまいりました。

 

 

先日、この十五夜に向け、某ホテルで使用される三宝(三方)をご用命いただきました。

 

 

三宝(三方)は、日々のお供え用としてはもちろん、特に年末時期には需要の多い品ではございますが、

十五夜として、四季の風情と趣きのあるご用命に、短納期で、数もそれなりの量ではございましたが、

是非とも、そのお気持ちにお応えすべく、お引き受けさせていただき、先日無事、お納めさせていただきました。

 

 

神具を扱っておりますと、ハレの節目節目に、こうした機会に巡り会うことにやり甲斐と使命感を感じております。

 

 

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伊勢神宮の125社の中にも、『月読宮』と『月夜見宮』という

読みはともに「つきよみのみや」とされる内宮・外宮の別宮がございまして

お月見を鑑賞して味わうだけでなく、闇夜に光り輝く月への信仰、収穫への感謝、月の満ち欠けによる暦を司る神など、

月を信仰の対象としてきたことがわかります。

 

 

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出荷の前に、スマートフォンで撮った写真ですので、あまり綺麗に見えないのが残念な上に、

サイズ感が伝わりにくいかもしれませんが、小さいながらもかたちはそのままの存在感があり、

女性の方の表現を借りると、とてもかわいい、品です。

 

 

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今回、ご用命いただきました三宝(三方)は、遠山三宝3.5寸・木曾桧と、比較的小さな三宝です。

4寸以下の三宝は、小三宝とも呼ばれ、4.5寸以上の通常の三宝より板の厚みが薄いタイプです。

 

念のために、背の低い方が『遠山三宝』、背の高い方が『(普通)三宝』です。

 

 

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板の厚みが薄いため、刳り形のディテールが通常のタイプと異なります。

 

 

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上図が通常の遠山三宝の刳り形で、下図が『遠山・小三宝』の仕様です。

 

 

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繰り返しになりますが、三宝のサイズ選びの基準として、

「4寸以下の三宝は、小三宝とも呼ばれ、4.5寸以上の通常の三宝より板の厚みが薄いタイプ」

というのを覚えておいていただけると幸いでございます。

 

 

こちらの商品の詳細はこちらから >>  三宝 (三方

 

カテゴリ:
神具

 

只今、品切れの商品が多くお客様方には大変ご迷惑をお掛け致しております。

 

 

前回にひきつづき、お客様から頂いた、当店へのご褒美であり、宝ものでもある、

「お客様からのお声」をご紹介させていただきます。

 

 

まだ、昨日のことのように覚えておりますが、3月上旬に「お問い合わせフォーム」より

『神棚・極上茅葺屋根違三社』について、ご質問いただいたところからはじまります。

 

 

何度かメールや、お電話を通じて、ご質問にお答えしたりしながら、また、現状として

納期にお時間頂戴する旨などを、正直にお伝えしてご返事をお待ちしておりました。

 

 

その際、商品ページ以外の写真はないかということで、

過去に記録用として撮ってあったものを、実際にお客様へお送りした写真がこれです。

 

【神棚】極上茅葺屋根違三社 木曾桧

 

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他店様とも比較検討中ということもありましたが、たとえ商品は気に入っていただけても、

自社として、この時期「納期」という非常に頭を抱える問題を抱えておりましたので、

「なるべく早い時期に」というご希望に、正直、ご注文は難しいだろうと考えておりました。

 

茅葺(かやぶき)神棚の屋根以外の部分、いわば本体(土台)部分を、当店では木地と呼んでおりますが、

時期的に、その木地もない全くゼロからの状態でしたので、なおさらです。

 

 

 

「納得のいくものができるなら、いくらでもお待ちします」

 

 

 

そんな中で、正式に注文したいというご意向と共に、添えられておりましたこの言葉は、

大変有り難いお言葉でもあり、職人には大変なプレッシャーでもあり、また職人魂に火がつく言葉でもありました。

 

 

当然、その間にも約半年待ちのお客様へのご納品や、抱えている仕事の綱渡り状態の日々が続き、

気は焦るばかりですが、暦は進んでいきます。

 

そのあいだに、「納得のいくものを」と、「いくらでもお待ちします」という

決して切り離して考えてはいけない言葉が、天使と悪魔のささやきの如く、何度リフレインしたことでしょう。

 

 

そして、ようやく、前回ご紹介させていただいたお客様同様、最高峰の組み合わせである、

この神棚に合わせた、【特選棚板】特選棚板(神棚用) 木曾桧 40号 幕板付

別注サイズ、巾1200mm 、奥600mm、高775mm 総木曾桧も完成し、

約三ヶ月半待ちの7月上旬にお納めさせていただきました。

 

 

ご納得のいくものを果たして納品出来たのか、出来栄えには自信はあっても不安はよぎるものです。

 

 

神奈川県 H 様


 

伊勢宮様

無事、神棚が届きました。


新たに場所を確保して、神様に移っていただきました。

夏越の払いのちょうど後で、いい時期に戴いたと思っております。 本当に待った甲斐がありました。

 

特注で作っていただいた棚板はただただきれいで、茅と檜の色合いとバランスが素敵な神棚は、

すでに写真で見せて頂いてはおり驚くことはないと思っておりましたが、実物は想像を超えて美しかった。

圧巻であります。
 

ただし、とても大きい神棚ですので、はじめは部屋の中で浮いてしまうかとの危惧もありました。

 

ですがそのようなこともなく、実に自然で静かなたたずまいで、見上げる度にとても心が落ち着きます。

 

本当に良いものを、ありがとうございました。

 


 

 

思えば、今年の初めに神宮と出雲を、3日間の短い日数で参拝したのが始まりでした。

年の頭に会社を変えたのですが、その間を縫って心機一転するのが目的でした。

 

神宮の美しさに感動して、ぜひ茅葺の神棚をと思い、インターネットでご縁が出来たのが伊勢宮様でした。
 

伊勢をはじめとして今年から、神社参拝の旅にはまっております。神奈川、東京は大小多くの神社がありますし、

武蔵御岳神社、大山阿夫利神社など、山にも挑戦するようになりました。今月最後には出羽三山に挑戦し、

8月には富士の奥宮を参拝する予定です。

 


神社を巡ると、その土地の神様とその土地の人々の暮らしが見えてきて、日本の多様性に改めて気付かされます。

そして、学生時代に歴史や神話が好きだったことも、久方ぶりに思い出させてくれました。
 

 

神棚を見ていると、そういった縮図として日本を見ている気がするのです。

 

伊勢宮様の神棚が、日本人としての自分を支えてくれています。

 


 

H様とメールで、やりとりさせていただく毎に、神棚の仕様やそれにまつわる知識など、

造詣の深さや、思いがひしひしと伝わってまいりまして、こちらも非常に刺激になりました。

 

お送りいただいた設置後のお写真も、各地でいただいた御神札が隅々にまでお祀りされており、

その言動の一致と思いが深く感じとれるものでありました。

 

そうしたお客様へ、ご納品出来ましたことが当社にとりましても非常に光栄なことであり、

また、今後の糧であり、財産のひとつとなることは間違いありません。

 

このようなお誉めのことばは、身に余るものであり、H様の感受性豊かな表現力あってのことと存じておりますが、

何より、商品としてだけではなく、思いと思いが重なったことが、正直にうれしいです。

 

ことばや写真では伝えきれないことの方が多いですが、感謝の気持ちもそのひとつです。

 

ありきたりな言葉になってしまいますが、本当にありがとうございました。

 


 

 

そして、またも力が入り過ぎ、長文となってしまいましたが、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

 

 

カテゴリ:
お客様からのお声

 

只今、品切れの商品が多くお客様方には大変ご迷惑をお掛け致しております。

 

前回の投稿にも書かせていただきましたとおり、

昨夏の繁忙期以降、ブログも一時休止させていただいておりましたが、

今後の入荷情報はもちろん、その間の納品実績なども随時、ご紹介していければと思っております。

 

とは云いつつも、納期に追われる日々のなかで、完成後、即出荷しなければ間に合わないといった事例が多く、

ブログ用の写真を撮る暇もままならないことが多いのが実情です。

 

 

今回、ご紹介させていただく事例も、非常に大きな商品で、梱包にも慎重に慎重を期して、

無事届くことを祈りながら発送した品でしたので、納品前に写真を撮る余裕がありませんでしたが、

有り難いことに、お客様の方から設置後の写真を送っていただき、こうして掲載させていただくことが出来ました。

 

※U社長 掲載が遅れてしまいましたが、お言葉に甘え、使用させていただいております。

新社屋完成おめでとうございます。この度は誠にありがとうございました。

 

 

お忙しいなか、何度もお打ち合わせさせていただき、また納期にお時間頂戴しながらも、

先月中旬頃に、何とか無事お納めさせていただきました。

 

新社屋完成とともに、神棚の設置の画像を送って頂き、何より大変気に入っていただけて幸いでございます。

新社屋に、ご来所されるお客様にも、神棚の評判がとても良いとお誉めの言葉をいただきました。

 

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ご購入いただきました社殿は、【神棚】極上茅葺通屋根三社(ごくじょう かやぶき とおしやね さんしゃ) 。

外寸は : 高さ 65cm × 幅 88cm × 奥行 40cmと非常に大きな神棚で、

【神棚】極上茅葺屋根違三社(ごくじょう かやぶき やねちがい さんしゃ)と並び、伊勢の神棚の最高峰です。

 

 

神棚の祀り方として当店の『特選棚板セット 神路・島路』のような、神棚を引き立てるシンプルなものを

ご希望されておりましたので、品のあるお祀りになりました。

 

ちなみに、手前の遠山三宝も小さくみえますが、6寸、神鏡は3寸あります。

同様に、神棚も小さく感じられるますが、それもそのはず、2枚目の画像を見ていただくとその理由がわかります。

 

 

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きっちりと整頓された事務所の広さもございますが、神棚の両脇の、ドアと比較すると、、、

 

 

なんと、棚板のサイズは、幅一間(180cm)、奥行き二尺(60cm) ございます。

 

 

神棚・神具をおまつりするための「特選棚板」も、当店にて別注でお造りさせていただきました。

もちろん、神棚神具と同じく、総木曾桧製です。

 

 

広い事務所を引きで撮った写真ですが、

神棚の存在感は、窓から差し込む美しい光で、よりいっそう神々しく見えます。

お写真から、窓はおそらく南面からの差し込む光で、神棚は東向きですね。

 

こうした、こだわりの一品をお納めさえていただくと、当方としましても非常に晴れ晴れしく、

このおまつりを写真から見ているだけでも、清々しい気持ちになります。

 

この事務所で、実際に働いておられる方なら、なおさらでしょうね。

新社屋完成を経て、前途は明るい、そんな印象すら覚えます。

 

最後になりますが、

『信頼』のみで、この仕事をさせていただいたU社長には、この場をお借りしこゝろより御礼申し上げます。

今後もその信頼と実績を積み上げていればと思っております。この度は誠にありがとうございました。

 

気合いが入りすぎて、長文になってしまいましたが、(これでも抑えたつもりです)

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

カテゴリ:
お客様からのお声

 

昨秋、皆様もご存知の通り、伊勢のご遷宮という大変大きな国民的行事が無事執り行なわれました。

 

二十年に一度の機会に立ち会える慶び、厳かな神事に身が引き締まり、

"ええじゃないか"の掛け声がどこからともなく聞こえて来そうな、あの活気。

日本全国に彼の時ほど「伊勢」という言葉を、目にしたり、耳にした年もなかったのではないでしょうか。

 

あれから、はや一年。

伊勢に生まれ育った一人としての心情とは別に、職業柄、危惧していたことが現実となってしまい、

近況のご報告とともにあらためてお詫びを申し上げなくてはなりません。

 

昨夏、お白石持ち行事を皮切りに、需要と供給のバランスが完全に崩れ、

現在に至るまで、品切れの状態が多商品において続いておりますこと、こゝろよりお詫び申し上げます。

 

こう申し上げると「ご遷宮の特需」と申されることも多々ありますが、

需要の方は確かに特需ではありましたが、供給する術がなければ実質はそれ以上は伸びません。

 

当店をお選びいただき、ご用命いただいたにも関らず、

心苦しくもご用意することが適わなかったお客様や、現時点でもお待ちいただいているお客様へは、

感謝の気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

生産能力に限りのある手仕事の世界では、職人の高齢化と人手不足やそれに伴う値上げの検討など、

諸処、問題は山積みですが、ご贔屓いただいているお客様からのあたたかいお言葉を励みに

お客様方のお祀りのお手伝いが少しでも多く出来るよう体制を整えてまいります。

 

ご用意が整った商品は、随時更新、ご報告してまいりますので、

今後とも神棚神具専門店 伊勢宮 を何卒宜しくお願いいたします。

 

カテゴリ:
近況
タグ:伊勢 , 伊勢宮 , 神具 , 神棚

 

神具 備前焼狛犬(びぜんやき・こまいぬ)がすべて完売しておりましたので、

この度、商品を追加いたしました。

 

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【神具】備前焼 狛犬(獅子) 作家物 上品-11

 

備前焼特有の朱色(しゅいろ)と土の地色のコントラストが魅力的な商品でありますので、

焼きの仕上がりによって、ひとつひとつ表情の違う一点ものとなっております。

 

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【神具】備前焼 狛犬(獅子) 作家物 上品-12

 

お客様にお好みのものを選んでいただけるよう、こちらもひとつひとつ写真を撮って、

掲載させていただいております。

 

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【神具】備前焼 狛犬(獅子) 作家物 上品-13

 

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神具】備前焼 狛犬(獅子) 作家物 上品-14

 

似ているようで、ひとつとして同じものはありません。

 

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【神具】備前焼 狛犬(獅子) 作家物 上品-15

 

 

どれがお好みのものか、選んでいただく楽しみも味わっていただけると幸いです。

 

商品一覧ページはこちら >> 【神具】備前焼 狛犬(獅子) 作家物

 

 

カテゴリ:
神具
タグ:神具 , 狛犬 , 獅子 , 備前焼

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先日、約2ヶ月程待ちという状況の中、恐縮ながらお時間頂戴しご納品させていただきました、

神棚 「厚屋根三社(あつやねさんしゃ)木曾桧」のご紹介です。

 

上の写真ではスケール感が伝わらないかと思いますが、

30号という当店の神棚の中でも一番大きな規格で、最大幅は約1m程ございます。

 

 

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土台の部分も広がりのある、重心のどっしりした造りですので、

神棚全体のバランスも、やはりこれくらい厚みのある屋根「厚屋根」がよく似合います。

 

 

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この30号のサイズは、「厚屋根」の他に、最上位品となります「太鼓屋根(たいこやね)」もございます。

 

こちらの30号サイズともなりますと、幅が広いぶんを、そのまま扉を大きくしてしまいますと、

バランスが悪くなるので、扉と扉のあいだには、組子の細工が施されております。

この点は、太鼓屋根と共通の仕様でもあります。

 

その主張しすぎないアクセントが、より一層、この神棚を格あるものに引き立て、

この30号のサイズをお選びになられるお客様の決めてとなることもある程です。

 

ですので、もし神棚の設置場所に余裕があり、25号サイズと迷われてるのであれば、

お値段の違い以上に風格のある、こちらの30号サイズをお薦めいたします。

 

 

 

 

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太鼓屋根仕様は、木曾桧(きそひのき)の他に、本欅(けやき)でお造りしたものもございますが、

この厚屋根仕様は、木曾桧製のみとなりますので、人気も高く、常に品薄、欠品の状態が続いております。

 

太鼓屋根は、その名の通り屋根の厚みが太鼓のように、ふくらみのある造りとなります。

厚屋根仕様にはない、太鼓屋根仕様のみの特徴などもございます。

 

『神棚 太鼓屋根三社 木曾桧20号』も、同時期に製作してお納めしましたので、

詳しくは、またの機会にこちらで、ご紹介させていただきます。(※今回の写真のものはすべて厚屋根仕様です)

 

 

どちらの仕様も若干お時間頂戴いたしますので、

ご用命のお客様はご入用のお日にちまでに余裕のある時期に、ご注文いただきますようお願い申し上げます。

 

ご検討いただくお客様はこちらから商品詳細をご覧いただけます。

神棚 厚屋根仕様 30号 >> https://www.isemiya.com/products/detail.php?product_id=126

 

 

カテゴリ:
神棚

神棚 『雲』

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新商品のご紹介です。

神棚用 『雲』

 

すでに先日商品を登録させていただいておりますが、

旧商品の品切れが続いておりまして、非常にお問い合わせが多かった商品でもあります。

お電話やメールにてお問い合わせいただいたお客様へは、商品登録前にご提供させていただいておりましたが、

ようやく、すべての皆様に見ていただけるようになりました。

 

お問い合わせが多かったというのも、やはり神棚のご購入を考えてらっしゃるお客様は、

予備知識として、インターネット等でそうした情報を得られてらっしゃる方が増えているようです。

 

神棚をお祀りする場所として、一戸建てであれば、やはり家族みんなが集まるお部屋として、

一階のリビングや、またマンションなどでは特に、階上にお部屋があったりと、

神棚の上を人が歩いたりするケースが多いという、住宅事情が反映されていたりもします。

 

この「雲」の由来・目的は上述のとおり、ご存知の方も多いですが、

神棚の設置環境としてやむを得ず、神棚の上を人が歩いたりしてしまう。

それでは失礼にあたってしまうということで、「雲」や「天」と言う字を神棚の上に貼り、

この上には何もない天井ならぬ、天上とみなし、せめてもの心配りをしたいという、

日本人ならではの感性と言えるでしょう。

 

「雲」という字にそうした想いを込め、神様を敬うこころとして自然に広まっていった、

この感性は大事にしたいものですね。

 

 

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ですので、よくあるお問い合わせのなかで、

「絶対にこれを貼らないといけないの?」というご質問をいただきますが、

絶対にこうしなければいけないというものではなく、本来の目的である「心配り」です。

 

紙に「雲」や「天」と書いて貼っておられる方もいらっしゃいます。

 

神棚をお祀りするにあたって、あまりそうした情報にがんじがらめになるのではなく、

逆に生活の一部として楽しんでいただけることが、

総じて、神棚をおまつりするという本来の目的にかなうのではないかと私は思っております。

 

そうした想いから、せっかく雲型をお使いいただくのであれば、いいものをご提供したい。

今回の新商品は、従来品よりも一回り大きく、材質も木曾桧にいたしました。

 

ご入用のお客様はこちらから商品詳細をご覧いただけます。

神棚 雲 >> https://www.isemiya.com/products/detail.php?product_id=560

 

 

カテゴリ:
神棚

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ブログの更新を休んでおりましたので、少し遡りますが、

先日お客様の元へご納品させていただいた『別注 御霊舎(神徒壇・神道祭壇)』のご紹介です。

 

サイズは、高さ:170cm 幅 :75cm 奥行:65cm の大型御霊舎で設置場所に合わせたオーダーメイド。

写真は、発送前夜にカメラマンさんに無理をお願いして撮影していただいたものです。

 

随所にこだわりを持たれた横浜市 Y様からのご注文で、背面、側面、上段下段の合わせ面など、

見えないところもすべて無垢の木曾桧をつかった「総無垢木曾桧仕様」というご要望でした。

 

お打ち合わせを進めるにつれて、故人への深い愛情が、ひしひしと伝わってまいりましたので、

売り手と買い手という垣根を越えて、出来る限りでご対応させていただくよう努めました。

 

下段の道具入れの扉の上には、抽斗(ひきだし)がついております。

お客様のご希望は、この抽斗の内部もすべて無垢の木曾桧を使用して欲しいということでしたが、

通風の取れない抽斗の内部は、使用しているうちに桧の油でベトベトになることが目に見えておりますので、

非常に悩んでおられましたが、ご納得頂いた上で、ご提案した適材を使用することにいたしました。

 

前面は、もちろん木曾桧の共木を使用しておりますので、幅いっぱいの大きな抽斗に見えますが、

中心で左右に分かれた抽斗がついております。

 

その抽斗の内部以外は、ご要望通り、総て無垢の木曾桧を使用した大変贅沢な御霊舎です。

 

御霊舎(神徒壇・神道祭壇)に今までご縁のなかったお客様のために、このご要望の何が贅沢かと申しますと、

写真では撮影の為、何もない空間におかれてますが、実際の設置場所は、押入れのような、

奥まった空間に、はめ込むように納めますので、開梱し、納めてしまったあとは、

前面以外ほとんど目にすることがない面となります。

通常の家具などと違い、気分によって模様替えをするようなものでもありませんので尚更です。

 

金額的にも決して安い買い物ではございませんので、

一昨年前には、色々な神具店でご検討されたなかで、ご納得いくものがなく、ご購入を断念されたそうです。

そうしたことを経て、当店を見つけていただき、ご要望を出来る限り実現できましたことは、

何かのご縁としかいいようがございません。

 

その他の部分にも随所にこだわりが埋め込まれておりますが、

すべて活字にしてしまうのは野暮なもの。

強いこだわりを持たれたご注文主様 Y様に大変ご満足いただけたということだけ付け加えておきます。

 

こうした仕事は一期一会に尽きると申しましょうか、

こちらとしましても、Y様のご家族への深い愛情を学ばせていただきました。

このご縁に心より感謝申し上げます。

 

カテゴリ:
御霊舎
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