昭和の日を前に
2012/04/28
明日、4月29日は昭和天皇の誕生日であることから、今では『昭和の日』として祝日とされておりますが、
先日、宮内庁から発表された、今上天皇・皇后両陛下の葬送の簡素化をご希望されておるとのご意向は、
やはり今のこの国の状況を相当危惧されている、異例の発表でありました。
本日の日経新聞・春秋(2012.04.28)においては、『「天皇の遺言」と呼んでいい内容である。』とあります。
約三百六十年前の江戸時代から続いてきた土葬を、現在で一般的な火葬に変え、皇后様との合葬も視野に入れ、
より国民と近いかたちで、また、国民への負担を軽減したいという強い意思のあらわれでございましょう。
日々の生活のなかで、『天皇』を意識することはそれ程多くはありませんが、
天皇家との関わりの深い、日本の休日、それも昭和の日という祝日を前にして、
あらためて、考えてみるいいきっかけとなりました。
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