(いっしゃづくり)
伊勢の一社造は、原型(はじまり)にして究極のかたち。伊勢神宮から授かったお神札を、神宮に 模したその宮形にてお祀りしたいという思いがかたちとなったものです。この一社造の派生として三社造・五社造などが造られるようになりました。
(さんしゃづくり)
三社・五社・七社と、中心とその両脇に何社付くかで、その数を表します。複数のお神札を重ねずにお祀りできるようにという思いがあり、また一方ではより立派にという思いがここにあるといえるでしょう。特徴は、屋根が一筋の、「通し屋根」型と、段差がある「屋根違い」型とがあります。
(はこみやづくり)
はじまりは、北海道や東北など、寒い地方の囲炉裏がある民家などで、社がすすで汚れないようにという思いからできたものと云われています。今では地方に関わらず、ほこりがかからない点と、棚板なしで壁掛け出来ることが、利点となっています。
神棚という概念自体は古く、その起源は『古事記』の一説にある御倉板挙之神という御頸珠を天照大御神が倉の棚の上に安置して崇めたことがその原型とされておりますが、神棚が現在のように広まったのは江戸時代初期と云われています。 伊勢神宮への信仰を勧め、参拝の便宜を図った伊勢御師(おんし)が神宮の御神札を全国へ配っており、その御神札を祀る安置場所としたのが、神棚の始まりとされています。 それから現在に至るまで、多くのご家庭で伊勢の神棚が祀られてまいりました。 |
神棚をはじめてお祀りする時期に決まりはございません。 ―ご家庭内での「パワースポット」となることでしょう― |
神棚を取り替える時期もさまざまです。
ある地方のように毎年神棚を新しくする場合もありますが、一般的には、5年・10年・15年と5年毎に区切ってみえるようです。
なかには、一代だけでなく二代・三代と神棚を家宝の様に祀ってみえるご家庭もございますが、それは正しくはありません。
長くても伊勢神宮の遷宮と同様20年に一度は新しくするのが好ましく、新しくする際は、古い神棚より少し大きめのものにするか、良い造りにする方が良いとされています。
古い神棚・お札はお近くの神社に持参して御焼納してもらうか、もしくは当店までお送り下さい。
(尚、お客様にて送料ご負担願います。)